2008-05-08 第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
しかし、過去のガット交渉、農産物貿易交渉においてもそうでしたけれども、守る守ると言いながら、結局、結局と言ったら語弊がございますけれども、交渉事でございますから、結果的に関税が下がってきたという経過もあることは、もうこれは委員が最も承知していることだと思います。そういった状況に対応するためにも、こういった直接支払い、戸別所得補償といったものがやはり必要ではないかというふうに考えています。
しかし、過去のガット交渉、農産物貿易交渉においてもそうでしたけれども、守る守ると言いながら、結局、結局と言ったら語弊がございますけれども、交渉事でございますから、結果的に関税が下がってきたという経過もあることは、もうこれは委員が最も承知していることだと思います。そういった状況に対応するためにも、こういった直接支払い、戸別所得補償といったものがやはり必要ではないかというふうに考えています。
私どももそのことについてはいろいろ調べてみたわけでございますが、一九六一年に、委員の一番詳しいところでございますけれども、ガット交渉の過程で穀物関税の譲許を撤回するための代償として、大豆や菜種といった油糧種子の輸入関税をゼロにしちゃったんですね。そのことを反映しまして、一九六〇年から七〇年代にかけましては、域内生産が低い水準、ゼロを含む大変低い水準になってしまいました。
しかし、かつて、これも何回も申し上げたとおりですけれども、国会決議までして米は一粒も入れないといってガット、WTO、当時は何でしょうか、ガットですか、ガット交渉に臨んだ経緯もございますが、結果的に今七十七万トンのミニマムアクセス米がどんどん入ってきている、毎年入ってきていると。そういう状況の中で現実的な対応もしなくちゃならない。
要するに、簡単にはすぐ、日本のガット交渉と同じで、経済発展の途上において、いろいろ日本には特殊な条件が、状況があるのでお目こぼしをお願いしますということをやりながら条件をつくっていったんですが、中国も途上国で、大きいけれども途上国ですから、WTOは加盟したい、しかしいろんな案件について条件を、ハードルを低くしてほしいということで朱鎔基さんはアメリカに行きます。
もう先進国は既にすべてそういうふうに移行した上でWTO交渉、ガット交渉をやってきているわけじゃないですか。大臣、この辺はどうですか。
私も、十五年ぐらい前からガット交渉などにずっとかかわってきまして、説明を受けたときにもう直観して分かったんですね、直観したんです。これは非常に難しい交渉をしているので、もし今の国の米政策を主食から、主食を国が若干でも緩めて、手を緩めていくということになりますと、一気に外国から侵食されてしまう。
それで、また大臣にお伺いいたしますが、この大綱は、実は私は、基本的には国際化を意識した、いわゆるWTOを意識した、すなわち世界の国々が自由貿易の中で農業も加えてガット交渉をやってきたわけですが、将来、すべての関税をゼロにしようといって今ひどい提案が各国からというか、特にアメリカなどからやられているわけですから、こういう協定が二〇〇五年の一月一日から、私は必ず、今回は延びないと思いますから出発する可能性
私ども、三十条に固執しているのはなぜかといいますと、前のガット交渉のとき、日本は米の生産調整をしているのだから、米について云々といって世界に言ったところ、どこにそんなことが書いてあるのかと世界から指摘された経験があるわけですね。 それで、やはり世界は法律に基づいて動いている。国民の決めによって世界とともに歩んでいる、そういう現在の情勢を踏まえて、やはり条文にきちっとうたっておく。
ガット交渉のとき、八十七人連れてベルギーまで行きました。当時の農林水産大臣は山本大臣でありました。それだけやっぱり現場も関心を持っています。いますけれども、現場の実情と乖離をしています。
この指摘と同時に、私たちが思い出すのは、このガット交渉の中のアメリカの基本的要求は一体何だったのだろうかな、あの関税問題のときに。
一九八六年、ちょうどガット交渉の開始された年です。それから三年間を基準年とした、こういうことなんですね。 それで、二〇〇〇年から開始されるんですが、率がどうなったかは別として、いわゆる計算の方法として基準年というのはどうなるんでしょうか。この基準年から見ると、一九八六年の基準年であったわけだから、当然この基準年というのは二〇〇〇年以降の交渉の結果としても変わると予測していいでしょうか。
しかし、これからは次の二〇〇〇年のガット交渉の大きな我々の主張としてその多面的機能ということを重視していくんだ、あるいは食料安保というものを強めて訴えるんだ、こう言っているのですが、それなら具体的に、この論理に基づくルール、貿易ルール、国境措置というのは何を想定しているのですか。
私どもも記憶に新しいんですけれども、これがいわゆる貿易自由化の論議の一環として、かねてのガット交渉の中で論点に上げられていた。また、それを受けて我が国でも、行政改革本部の中の規制緩和小委員会などで規制緩和の一環としてこの問題が取り上げられてきたというのは、御承知のとおりであります。
私は、ガット交渉の当時、米の問題にもかなり取り組んできましたし、また、その後の六兆百億円の国内対策費の確立等々も、米の問題を軸に随分取り組んだ時期があります。
○林紀子君 クリアしているというお話があったんですが、これは加工原料乳の生産者価格について、畜産局の牛乳乳製品課の課長さん、前にガット室長をしていた方ということですから、ガット、WTO問題については一番精通している方だと思うわけですが、この方はAMSというのがガット交渉での経験や国内対策全体を見て考えた場合最も心配な問題だと、こういうふうに、これはまだ国会で承認をする以前ですが、昨年の十月十三日の乳業経営者研修会
私は、まずこのことを前置きして、村山総理にお尋ねいたしたいことは、七年余のガット交渉の積み上げの結果、ウルグアイ・ラウンド交渉は、昨年十二月、百十六の国と地域が痛みを分け合って実質的妥結となったのであります。この決着は、単に一国繁栄主義というエゴの主張ではなく、世界全体の相互利益のための包括的貿易の新ルールづくりという、まさに人類の英知を結集した到着点であったと私は考えております。
また、山本先生だけではなくて、公正なガット合意を求める自民党特別行動議員代表団というのに私も参加をいたしておりましたが、「そのため、たとえ日本政府が、ガット交渉でコメの関税化を受け入れたとしても、それを実施するための国内法改正は、国会において成立せず、」もう明言しているわけです。「事実上、日本政府は、ガット交渉において、コメ関税化の合意ができない現状にあります。」
もう一点は、ガット交渉での検疫衛生措置に関する協定のかかわりでございますけれども、国際基準の尊重原則ということと同時に、科学的正当性がある場合、高いレベルの保護基準を採用することができるということが合意をされているというように考えております。
たしか四年前だったと思いますけれども、あの十二月のガット交渉がベルギーのブリュッセルで行われましたときには、私も社会党を代表してブリュッセルに参りました。大河原大臣も、その当時は自民党の代表としてブリュッセルにおいでになった。当時の山本農林水産大臣など、それから、今新生党に移られましたけれども、羽田さん、前の総理大臣なども御一緒に、それこそ超党派で頑張ったことを今思い出しております。
しかも、重要なる国益に関するガット交渉でございますので、交渉の節目節目において閣僚ベース、トップレベル、それが関係主要国と当たるべき性格のものでございましたが、この点については御案内のとおり、米国あるいはEUはそれこそトップクラスの閣僚が交渉に当たったわけですが、我が国では残念ながら実務者にその交渉を任せっ放しだったという点が大変問題ではなかろうかという点。
○野別隆俊君 時間がありませんが、このガット交渉は、六十一年から南米のウルグアイで交渉が開始されて八年間かかってきたわけであります。しかも、世界百二十五カ国が参加をしておりまして、我々もこういった形で世界全体がそういう方向に動いているという状況の中で、さっき申し上げましたように苦渋の選択をした。
○佐々木(秀)委員 確かに昨年の十一月二十七日の読売新聞などを見ますと、日弁連がガット交渉の最終段階でこういう方針をまとめて出したということが、ガットのウルグアイ・ラウンドに対しては非常に好材料を与えているという指摘もあって、評価されているわけです。日弁連がそうした方針を確認したのが昨年の十二月三日の臨時総会です。
もちろんガット交渉のときにも、協議の中で、先ほどの研究会の結果を踏まえたその事情の説明なり報告というのも日本の政府はやっていたはずだと思うのですけれども、その辺の受けとめ方はどうなんでしょうか。これは掌握しておられましたらお教えいただきたいと思います。
その結果として、EUのオーディオ・ビジュアル・サービスの自由化というのはその場で約束されないままガット交渉が終了した、そう私たち承知しております。そういう意味では、自由化に基づく文化侵略と申しましょうか、文化攻勢を受ける受けないということについての合意はなかったと。
終わりは次の始まりでございまして、やがて次のガット交渉において、日本の農業をどうしていくかという次の戦略が求められていると考えます。 そこで、まず最初に確認をしておきたいのは、このガット・ウルグアイ・ラウンドにおける農業合意の評価でございます。